院長ブログ

東ティモールへ

東ティモールという国をご存知でしょうか?
2002年、21世紀最初に独立を果たしたアジアで一番新しい国です。
人口110万人、日本の真下、インドネシアの東に位置するティモール島の東側半分、日本の四国くらいの大きさの国が東ティモールです。
 
僕と東ティモールの関わりは、僕がお世話になっている戸塚にある満尾医院の坂西京子先生の同級生(中村葉子さん)が、長年、東ティモールの修道院でシスターとして活動されている縁で、今まで2度、現地へ医療支援に行っています。
 
 
東ティモールは2002年の独立まで内戦が続き、独立時、国内は焼け野原状態、人も物もない、まさにゼロから国を作るような状況だったそうです。
(そんなことが僕が大学生の頃に身近なアジアで起こっていたなんて、恥ずかしながら全く知りませんでした、、、)
 
そんな東ティモールも平和が訪れ、医療に関しても近代的な医学が少しずつ取り入れられています。しかし、眼科の分野に関してはまだ国内に眼科専門医も少なく、眼科の専門的な診療を受けるには首都Dili(ディリ)にある国立病院を受診しなければなりません。
 
そのような状況で何か僕らにもできればと、坂西先生をはじめ数名の眼科医が交代で東ティモールを訪れ、眼科の診療を行ってきました。
 
 
その際、大活躍するのが『日本から持っていった要らなくなった老眼鏡』です。
僕らが東ティモールに行くことを知っている方が寄付してくださった要らなくなった老眼鏡を持っていくのですが、『見えない』と受診する方の多くは実は老眼であることが多く、その老眼鏡をかけていただくと『見える』と驚き、その眼鏡を『そのまま使ってください』とお渡しするととても喜んでくださります。そのうれしそうな顔を見ると東ティモールに行ってよかったなと思います。
 
そんな話を知って当院に通ってくださる患者さまからも眼鏡をいただきました。
 
 
ご家族や周りの方から集めてくださったそうです。
本当にどうもありがとうございます。
僕はまだしばらく東ティモールに行く予定がないのですが、6月に坂西先生が行かれますので、現地に届けていただきます。
 
 
このブログを読まれた方で使わなくなった老眼鏡がありましたら、ご寄付いただけたらありがたいです。度数を測定し、現地で必要な方にお渡し致します。
ご協力、どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
 
まだ大したことは全くできていないのですが、せっかくできた東ティモールとの縁をつなげていきたいと思っています。ですのでまたいつか東ティモールに医療支援に行きたいと考えています。
その際は1週間程度、クリニックを休診させていただくことになるかと思います。
ご迷惑をおかけしますが、どうかご容赦くださいm(_ _)m
 
東ティモールでの診療についてはまた改めてブログで書いてみたいと思いますが、個人のFacebookにも載せていますので、もしよかったらご覧ください↓
https://www.facebook.com/daisuke.yamaguchi.315
TOPへ