タウンニュース青葉区・都筑区・版宮前区版で毎月連載させていただいている『目のお悩みQ&A』第5回目の今回は『急性緑内障発作を起こしやすいと言われて心配です』というテーマで急性緑内障発作について書いてみました。
https://www.townnews.co.jp/0101/2020/11/26/552307.html
急性緑内障発作は急激に眼圧が上がり失明してしまう可能性のある怖い病気です。しかし、レーザー治療や白内障手術でしっかり対策を取ることで緑内障発作を未然に防ぐことができ予防がとても大切な病気です。眼科を受診し『緑内障発作が心配な眼です』と言われご心配な方もいらっしゃるかと思いますが、ご参考になればと思います。
以下、タウンニュースの本文です。
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緑内障は眼圧が高くなることで視神経が障害を受け視野が欠けてくる病気です。通常はゆっくり進行する慢性の疾患ですが、急激に眼圧が上がりあっという間に見えなくなってしまうのが“急性緑内障発作”です。
眼圧は目の中の“房水”という水の量に影響されます。房水の出口である隅角が狭い方は緑内障発作を起こす可能性が高く、元々遠視で比較的目の良い中高年の女性に多いと言われています。
緑内障発作を起こすと、見えにくさや目の痛み、充血のほか、嘔気嘔吐や頭痛も生じることが多く、目の病気なのに内科に行かれる方もいます。数日で失明してしまうこともあり、なるべく早く眼科を受診し治療を行うことが重要です。
しかし、より大切なのは未然に防ぐことです。治療はレーザー治療と白内障手術の2つの方法があります。レーザー治療は外来ですぐできますが、角膜の細胞が減ってしまったり、水晶体の支え(Zinn小帯)が弱くなってしまうこともあります。白内障手術は手術になりますが、水晶体を取ることで完全に緑内障発作を防ぐことができ、遠視の方は見え方も楽になることが多いです。何れにせよ必要な方はしっかり予防的治療を行うことが大切です。
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タウンニュースのコラムでは、眼に関する疑問についてお答えさせていただいております。気になる眼の症状から白内障やまぶた、硝子体の手術まで何でも構いませんので何かリクエストがございましたら教えてください。
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