①初診当日、手術をご希望の場合は必ずお電話で日程を調整の上、ご予約をお願いします。
②予めホームページの霰粒腫の手術についてのご説明をお読みの上、ご受診ください。
③緊急の場合は当日の処置も行いますが、緊急性のない場合は待機的に処置を予約させてください。
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最近というか、いつの間にか霰粒腫の患者さまが増えています。
診療日が1月だいたい20日で月15件前後の処置をしていますので、ほぼ毎日、霰粒腫の処置をしているような感覚です。
(こんなに霰粒腫の処置をしている人もいないのでは?と思うくらいです、、、)
なぜ、こんなに霰粒腫の処置が多いかというと、僕は子どもの霰粒腫の処置も行なっているからです。全体の半分以上、だいたい2/3くらいは小学生以下のお子さんの霰粒腫を切開しています。年齢も特に制限なく1歳未満の乳幼児の切開もあります。
霰粒腫の処置自体は注射の局所麻酔で通常、10分程度で大人であればそれほど大変ではないのですが、小さなお子さまの場合、注射の麻酔を痛がったり、怖がったりでなかなか大変になってしまい、僕の知る限り近隣で子どもの霰粒腫の処置を行なっているクリニックはないかなと思います。
大きな病院などでは全身麻酔で小さいお子さまの霰粒腫の処置を行なっているところもありますが、当院では鎮静剤の飲み薬と笑気麻酔を使うことでだいぶ負担を減らし、処置を行う工夫をしているつもりです。
何も事前に使わないと、手術室に入ること自体、恐怖で泣いてしまうこともありますし、まぶたに麻酔の注射をするとほぼ必ず泣いてしまいます。
でも、鎮静をうまく使うことで、手術室に入る時は泣くことはまずないですし、麻酔の注射や切開をしても泣かずにできる子も多く、全身麻酔まで使うことなく十分処置は可能と考えています。(先日は切開のお子さんは泣かずにできましたが、その頑張りを見たお父さまが『よく頑張ったね』と涙を流されるという微笑ましい光景もありました、、、)
そのため、横浜市内や神奈川県内のみならず、都内や埼玉、千葉といった県外からの患者さまもいらっしゃり、遠方から何度も来るのは大変だと思うので、なるべく受診当日に処置をさせていただきたいと思っています。
ただ、外来診療終了後に処置を行なっていますが、最近は直近2−3週間ほどはほぼ毎日霰粒腫の処置の予定が入ってしまっています。
霰粒腫が破裂するとよくないので、破裂しそうな場合は早めの対応が望ましいかと思っていますが、何ヶ月も前からまぶたにしこりがあるような状態であれば、急ぐ必要性は少ないので、お電話等で霰粒腫の処置希望の旨を伝えていただき、診察後に必要があれば処置を行う流れの予約を取っていただければと思います。
ご協力、ご理解よろしくお願い致します。
当院で左上瞼の霰粒腫の手術をした6歳の女の子のお母さまが、これから霰粒腫で手術を受ける皆さまの参考になればと写真を下さりました。
術前
術後2日
術後1週間
術後1ヶ月
術後3ヶ月
術後6ヶ月
術後しばらくはキズは目立ちますが、適切なタイミングで霰粒腫がしっかり取れていれば、基本的にはきれいになると思っています。
これから霰粒腫の手術をお考えの患者さまのご参考になればと思います。
(写真サイズがバラバラで見にくくて申し訳ありません、、、)
写真のご協力をくださった、りおちゃん、お母さま、どうもありがとうございました。