院長ブログ

7月の手術(2021年7月)

先月7月の手術の報告です。

先月7月の当院の手術は、白内障50件(多焦点眼内レンズ19 乱視矯正トーリックレンズ24 レンティスコンフォート20件)、硝子体手術3件、眼瞼下垂15件、霰粒腫13件、眼内レンズ交換5件などでした。

硝子体手術は他院の白内障手術で後嚢破損(PCR)を起こした後に生じた網膜剥離でした。PCRを起こすとその後に網膜剥離を引き起こす確率が上がるため、注意が必要です。今回も視力は0.1以下まで下がってしまいましたが、網膜剥離の術後は1.0まで回復してよかったです。

眼内レンズ交換も5件と毎週のようにありました。
入れ換えの理由と入れ換えの内容としては、
・多焦点レンズにしたが近くが見えず単焦点近方へ(両眼)
・単焦点レンズでピントを遠方を狙ったのに近くになってしまった単焦点遠方へ
・多焦点レンズで遠くも近くも見えにくい(waxy vision単焦点遠方へ
・元々、弱視の強度近視で弱い近視にしたが見えにくい単焦点更に近方へ
と色々な理由と交換の目的でした。
眼内レンズの入れ換え自体は5件とも無事にできましたが、それでも術後の見え方が思ったようにいかない場合もあり、そのイメージをしっかり持った上で、今の見え方と入れ換え後の見え方のメリット、デメリットをよく考えて手術を受けることが大切だと改めて感じました。

色々な患者さまが相談に来てくださり、もちろん、どうにもならないこともありますが、できる限りのことはしたいと思っていますので、見え方で困ったことがありましたら、ぜひご相談ください。

では、どうぞよろしくお願い致します。

↑選手村のパラリンピックモニュメントの前で

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