院長ブログ

タウンニュース2021年12月

タウンニュース青葉区・都筑区・宮前区版で毎月連載させていただいている『目のお悩みQA』第18回目の今回は『涙目で困っています』というテーマで流涙症について書いてみました。
https://www.townnews.co.jp/0101/2021/12/23/604991.html

以下、タウンニュースの本文です。

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 涙がずっと出てしまう症状は『流涙症』といわれます。涙が多い症状の原因は涙の分泌が多いか、涙の排泄が悪いかのどちらかになります。

 ドライアイでも眼の乾きが極端に強くなるとドッと涙が出てしまうことがあり、外で風が当たると涙が止まらないという方もいます。アレルギーなどの結膜炎でも流涙を感じることもあります。この様な場合は点眼で改善が見込めます。

 逆さまつげで角膜に刺激が加わって涙が増えることがあり、外科的な治療が有効な場合もあります。また、意外と多いのがドライアイの点眼で余計涙が溢れてしまうケースで、涙管が詰まることが原因です。軽度なら点眼で改善することもありますが、根本的には涙管の詰まりを解除する「涙管チューブ」というシリコン製の細い管を入れることが有効です。改善しない時は大きな手術が必要になることもありますが、この治療は局所麻酔で10分程なので検討する価値はあると思います。

 涙がずっと出るのも辛いので、原因を見極め治療することが重要です。ちなみに、流涙症の人から「涙腺が詰まっている?」とよく聞かれますが、正しくは「涙管が詰まる」で、涙線が詰まると涙は出なくなります。

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タウンニュースのコラムでは、眼に関する疑問についてお答えさせていただいております。気になる眼の症状から白内障やまぶた、硝子体の手術まで何でも構いませんので何かリクエストがございましたら教えてください。

質問リクエスト先

メール;clinic@tamaplaza-eyeclinic.com

タウンニュース青葉区版 電話;045-913-2711  FAX045-910-1120

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