今日の手術は白内障11件と眼瞼下垂2人と先週、白内障とアイステントの手術をした患者さまの前房出血の洗浄が1件でした。
iStentでは多少出血するものの通常は軽度なのですが、この患者さまは腎臓が悪くて血液透析をしている影響もあるのか、術後に結構、多く出血してしまい、だいぶ見え方が落ちてしまいました。出血が眼の中の水が流れ出る隅角や線維柱帯につまると眼圧が上がってしまうこともあるので、早めに洗浄して出血を取り除きました。出血が取れれば見え方は改善すると思われますが、おそらくこの後もジワジワ出血はあると思うので、しばらくは見えにくい状態が続くと思われ、ご不便おかけして申し訳ありませんが、もう少しご辛抱いただければと思います。
↑iStent後の前房出血
眼瞼下垂は20代前半と50代前半の女性でした。20代の方は正確には皮膚弛緩といってまぶたの皮膚の弛みが強い状態で、まぶたの重たさや頭痛、肩こりなどの症状が強いと若くても手術が適応になる場合があります。眼科の眼瞼の手術は見た目より機能的な改善が目的とされますが、とは言っても見た目ももちろんきにはなるところだと思いますので、できる限りはきれいな仕上がりになる手術をしたいと思っています。
今日の手術も無事終わってよかったです。皆さまお疲れ様でしたm(_ _)m