院長ブログ

32歳と93歳

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは白内障が2人、今日の手術は白内障10件、眼内レンズ交換1件、眼瞼下垂1人、霰粒腫2人(2歳女の子、5歳男の子)でした。

今日の白内障手術の一番お若い方は32歳で一番ご高齢の方は93歳で、その差、61歳でした。こんなに幅広い年齢で同じ手術を行う病気も珍しいのではと思います。

32歳の方はお若いので、レンズは保険適応の中でなるべく広い焦点の幅をということでレンティスを選択しました。

93歳の方は2年前にお近くの大学病院で左眼の白内障手術を受けて、2時間かかって結局、見え方も改善しなかったということで(おそらく、後嚢破損して水晶体落下してしまったのだと思います、、、)、今回の右眼の手術もかなり躊躇されていましたが、今日の手術は7分くらいで無事終わり、よかったです。

年齢が若いと、もう白内障手術なんて早くない?という気持ちもあると思いますが、若い人で白内障の濁りがあると、不都合も多く、やっぱり手術はした方がよいと思います。高齢の方は眼の組織が弱くなっている場合もあり、予想外に大変な手術になってしまうことも確かにありますし、ましてや片眼の手術がすごく大変だと、もう片方の眼の手術はしたくないと思ってしまう気持ちもあると思いますが、やっぱりあまり先延ばしにしてよいこともありませんし、今回のようにもう片方はそんなに大変でなく手術できることもありますので、必要以上には心配しないで手術を受けて欲しいなと思います。

霰粒腫の子は5歳の男の子は千葉から、2歳の子は都内から来てくださり、二人とも泣きながらの処置にはなってしまいましたが(2歳の子は下と上の2か所で下は泣かずにできたのですが、、、)、しこりはしっかり取れたと思います。頑張ってくれたので、きれいに治ってくれるいいなと思います。

今日も皆さま、手術、お疲れ様でした。どうもありがとうございましたm(_ _)m

↑2歳の女の子の霰粒腫の写真。

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