院長ブログ

祝2,000件

今日は午前が外来で午後が手術でした。
手術の申し込みは眼内レンズ交換が1人で、今日の手術は白内障11件と眼瞼下垂2人でした。

今日の眼内レンズ交換の患者さまは去年の1月に左眼の黄斑上膜で白内障手術と硝子体手術を一緒にされた50台半ばの方で、眼内レンズは単焦点レンズで中間合わせにし、視力は術前の0.3から術後裸眼0.8、矯正1.2まで改善はしたのですが、歪み(歪視)と大きく見える症状(大視症)が残り、右眼は−2D程度の近視で、眼鏡で矯正してもどうにも見えにくさがあり、結構、お辛い状況が続いていました。

実は今回の受診の前に、ご本人からメールで『眼内レンズを入れ換えたらどうか?』というご提案をいただいたのですが、眼鏡を調整してもなかなか左右差が緩和されず、症状の改善がなかなか得られなかったので、『レンズ交換をしてもよくならないのでは』と思って、そう答えてしまいました。度数の問題よりは黄斑の影響が強く、十分な改善が得られないと思ってしまったからです。しかし、患者さまと意見を交換するうちに、レンズの入れ換えを行ってもよいかもしれないと思うようになりました。それは、元々、大きさの差がある眼で、眼鏡の左右差があると、更にその、大きさの差が強調されてしまうことと、まだお若く、右眼は調節力が結構残っているのに左眼は調節力が失われている違和感が出ている可能性があり、これらはレンズを今より近方に合わせ、尚且つ、アイハンスを使うことで改善することができるかと思えたからです。それと、患者さまは100%の改善でなくとも、今より少しでもよくしたいというお気持ち、少しでもよくなる可能性があるならチャレンジしたいというお気持ちがあると感じたからです。そういう前向きな気持ちの方にはできる限りのことをしたいと思います。治療をするかは悩ましいこともありますが、よく考えて前に進もう、進みたいとい気持ちで選んだ選択肢ならば、結果はどうであっても後悔はないのではと思います。患者さまも勇気を持って頑張って選んだ治療方法だと思うので、その気持ちに応えられるよう、少しでもよい結果が得られるよう、僕も頑張りたいと思います。

今日は当院開業以来、白内障手術通算2,000件目の患者さまにお祝いをさせていただきました。そろそろ2,000件だと思っていたので、先日、手術管理をしているスタッフに『2,000件目はいつになるかな?』と聞いたら、『えっ、もう過ぎましたよ』と言われ、静かに527日に2,000件目を達成していたそうです、、、

でも、その2,000件目の患者さまがもう片方の目の手術が今日だったので、ちょっとインチキかもしれませんが、本日、2,000件目のお祝いをさせていただきました(サーティーワンのアイス券と当院オリジナルマグカップを進呈させていただきました)。手術が終わった後に驚かせてしまったかもしれませんが、付き合ってくださり、どうもありがとうございましたm(_ _)m

開業して31ヶ月で白内障2,000件は大して早くも多くもない数かもしれませんが、僕にとってはとっても大きな数字です。たくさんの患者さまが手術を受けてくださり、とてもありがたく、うれしく思います。どうもありがとうございます。そして、これからもお一人お一人を大事に責任を持って頑張って手術してまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

↑2,000件目の患者さまと。どうもありがとうございましたm(_ _)m

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