今日は午前が外来で午後は手術でした。今日の手術は白内障11件(うちアイステント併用2件)、眼瞼下垂1人、硝子体手術3件(黄斑上膜、硝子体出血、黄斑出血)でした。
硝子体手術は元々、1件の予定だったのですが、先週からなかなか引かない硝子体出血の方と、やはり先週に黄斑という眼の中心部に出血を起こし、硝子体にガスを入れて出血を退かそうとする治療を行ったのですが、改善が見られなかった方が急遽、追加で手術させていただきました。
硝子体出血はその原因がまず重要で、網膜剥離に伴う出血であれば、急いで手術を行わなければなりません。ただ、網膜剥離でない場合は待つことも可能で自然に引いてくることもあり、手術すべきかは悩ましい場合もありますが、出血量が多いとなかなか引かないですし、引いてきても出血が濁りとして残り煩わしさが辛くなってしまうこともあり、また、出血の下でよくない反応が起こっていることもあるので、あまり放置しないで手術する方がよいのかなと思っています。
今回の硝子体出血の患者さまも網膜静脈閉塞症が原因の出血と思われましたが、量が多かったのと、加齢黄斑変性の既往もあり、もし加齢黄斑変性が悪化して硝子体出血を起こしていると、黄斑変性の治療も早めに行う必要があり、眼底の確認の目的も含めて今日の手術になりました。結果的には黄斑部の著変はなく、やはり網膜静脈閉塞症が原因と思われ、静脈閉塞部の網膜にレーザー治療を行って手術を終えました。
最後の手術が終わったのが20時半頃で遅くなってしまいましたが、今日も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m
↑先月、白内障手術を受けた患者さまが氷川きよしのコンサートのお土産をくださいました!どうもありがとうございますm(_ _)m