先月5月の手術の報告です。
先月5月の当院の手術は、白内障80件(多焦点眼内レンズ5眼 レンティスコンフォート10眼 アイハンス43眼 乱視矯正トーリックレンズ18眼 )、硝子体手術3件、眼瞼下垂23件、霰粒腫18件、眼内レンズ交換4件、アドオンレンズ1件、涙管チューブ挿入1件などでした。
ありがたいことに手術患者さまの増加に伴い、5月から白内障手術の枠を増やしたため、前月よりも件数が多くなりました。以前は15分に1人という枠でしたが、今は10分に1人、1時間で6人というように変えています。手術そのものは順調にいけば5分前後で終わりますが、その前後で手術の準備や眼帯をつけたりの時間があり、結構、ギリギリな時間設定です。もちろん、患者さまの白内障の状態によってはもっと時間がかかることもありますし(2枠で予約することもあります)、時間ありきで予定の時間に終わらせるのことを目的にするつもりは全くなく、あくまで安全できちんとした手術を行うことを一番の目的にしています(当たり前ですが)。ということで、以前よりは手術の予定時間が遅くなることもあるかと思いますが、どうかご理解、よろしくお願いいたします。
眼内レンズ交換は4件ありました。
その内訳(年齢、性別、初回手術年月、眼内レンズ種類、症状→交換レンズ)は以下のようになっています。
・53歳男性 2021年11月手術(他院・都内) パンオプティクスのぼやける感じ(waxy vision)、スターバースト(異常光視症)→レンティスコンフォートへ
・58歳男性 2021年9月手術(他院・埼玉県) 単焦点レンズで遠方視力不良→アイハンスへ
・60歳女性 2021年4月手術(当院) レンティスコンフォートで夜、光の輪、街灯がいくつも見える(異常光視症)、ゴースト症状→アイハンスへ
・62歳男性 2022年1月手術(他院・宮崎県) パンオプティクスでピカピカして目眩(異常光視症)→アイハンスへ
こう見ると、光の見え方の異常は結構、辛く感じてしまう方は入れ換えを望むように感じます。初回手術からの期間も長い人では1年以上の方もいらっしゃいますが、入れ換え自体は全く問題なくできているので、時間が経っていても、ある程度は安全に手術できるかと思っています。とは言っても、見え方の辛さはそんなに長く我慢するものでもないと思うので、手術して3ヵ月くらいで辛さを感じ、それを改善できる方法があれば、再手術をした方がよいのかなと個人的には考えています。
手術の待機時間も長くなってしまい、申し訳なく思っておりますが、少しでも早く手術を受けていただけるよう、スタッフ一同、頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m
↑スタッフの誕生日のお祝いの一コマです!