院長ブログ

ドイツからの霰粒腫

今日は一日外来で夕方に霰粒腫の切開が2件(5歳女の子、44歳女性)がありました。

手術の申し込みは白内障4人、眼瞼下垂2人、霰粒腫1人(5歳女の子)でした。

今日の霰粒腫の切開の5歳の女の子はドイツ在住で、この切開のためにわざわざ帰国して下さったそうです。もちろん、いきなりいらした訳ではなく、事前にメールで問い合わせいただき、霰粒腫を写真で確認の上、日程を調整し、ご帰国し、今日、初診で切開をさせていただきました。

写真を見せていただいた時より、しこりは小さくなっていましたが、しこりとしては残っていたので、予定通り、切開させていただきました。霰粒腫をちゃんと治すには、しこりが残っているならば、きちんと取り切ることが大切だと思っています。

霰粒腫は小さくなると、『治った』と判断されてしまうこともありますが、まぶたの中にはしこりがしっかり残っていることが多く、また何かの拍子に脂が溜まり、霰粒腫がまた大きくなり、『再発した』となってしまうので、『霰粒腫は再発しやすい』と言われる理由だと思います。でも、再発というか、ちゃんと治っていないので、またぶり返すことは当然のことだと思っています。

今日の女の子も遠くからわざわざ来て下さったのできれいに治ってくれるといいなと思います(もちろん、他の患者さまもそう思って治療していますが)。ちなみに、全く泣かずに頑張ってくれました。ありがとうございましたm(_ _)m

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