今日は午前が外来で午後は手術で、白内障12件、眼瞼下垂2人、霰粒腫1人(4歳男の子)でした。
45から90の数字は今日の白内障手術の患者さまの年齢で、一番若い方が45歳、一番高齢の方は90歳でした。
見えにくさを主訴に受診され、『白内障で視力が下がっているから手術した方がよいと思います』と伝えると、『えっ、もう白内障!?』と驚かれて『こんなに早く手術が必要になるのですか??』と聞かれることもありますが、白内障の手術時期は人によって様々です。
一般的には50歳くらいから水晶体の濁りが気になり始めるかと思います。ただ、もっと細かいことを言うと、水晶体が濁る同時に硬さが増して調節力が低下して調節力が低下する老眼が始まる40代から始まるともいえます。
手術日白内障はだいたい1日10人くらいで、60代70代の方が5〜6人、80代以上が2〜3人、50代以下も2人前後という日が多いかと思います。
一般的には、白内障の手術は70〜80代が多いかと思いますが、当院では若めの方が多い傾向があるように思います。
若い方でも純粋に濁りが強い場合もありますが、軽い濁りでも、見ることの必要度や重要度が高いと見え方に支障を来たしてしまうことがあり、その場合は積極的に手術を考えてもよいかと思っています。逆に濁りがある程度あっても、それほど不自由を感じない高齢者では無理に手術をしなくてもよいという考えもあるかと思います。ただ、高齢になって進行した白内障は眼に負担がかかることもありますし、体も不自由になると手術自体も難しくなることもあるので、あまり先延ばしにすることもよくないかなと思っています。
いずれにせよ、若い人でも高齢の人でも手術が必要になる白内障は不思議でおもしろい病気だと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m