院長ブログ

クリスマスツリー白内障

今日は午前のみの外来でした。手術の申し込みは、白内障1人と霰粒腫1人(2歳女の子)でした。

白内障の中心部にキラキラしたような濁りが出ることがあります。今年、入職したスタッフに、『こんな風に中がキラキラした白内障をなんて言うか知ってる?』と聞くと、『えっ、分からないです。キラキラ白内障ですか?』なんて言われ、『クリスマスツリー白内障だよ』と教えると、『またまた、そんなつまらない冗談を』というような感じで笑われましたが、通りがかったベテランの検査員に同じことを聞くと、『クリスマスツリー白内障ですよね。それがどうしたんですか?』という答えで、それを聞いた新人のスタッフもようやく、『本当なんですね!』という反応でした。

ということで、白内障にもそんなおもしろい名前のタイプがあるのです。しかも、濁りの程度に比べて結構、視力が下がりやすく、名前の割にちょっと嫌なタイプの白内障かもしれません。

いつ、この名前が考え出されたのか知りませんが、おそらくキラキラというのとクリスマスツリーがイコールのような時代だったのかなと想像します。今の時代なら、この季節だと、クリスマスツリーに限らず、街中がイルミネーションでキラキラしているので、ツリーはなくてクリスマス白内障だったのかななんて思います。

では、皆さま、よいクリスマスをお過ごしくださいm(_ _)m

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