今日は午前が外来で午後は手術でした。
今日の手術は、白内障11件、硝子体混濁の硝子体手術1件、霰粒腫3人(3歳男の子、5歳男の子、6歳女の子)でした。
今日も霰粒腫の切開が3件ありました。
昨年1年の霰粒腫切開の総件数は214件でした。年代別のデータは出していませんが(今度、出してみます)、感覚として4人中3人くらいはお子さんなので、少なくとも150件くらいは小児の霰粒腫切開だったのかなと思っています。
多くの方は一度でよくなっていますが、再発も少なくないと感じています(このデータも出したいと思っています)。切開したところにまたできることもあれば、離れた位置や、他のまぶた(上にできて切開して、次は下まぶたや反対の眼など)にできることもあります。再発するなら、切開しても意味が無いと感じるかもしれませんが、霰粒腫を残していると、更なる霰粒腫を作る結果となるとも感じていますし、そのまま変に潰れて跡が残るよりはきちんと切開してあげた方がきれいになると思っています。逆の言い方をすると、そのように悪い跡を残すような霰粒腫は切開すべきだと思っています。
今日の6歳の女の子は右上の霰粒腫の切開でしたが、4歳くらいから霰粒腫ができ始め、左上、左下と切開し、今回で3回目でした。繰り返しになると、嫌になってしまう気持ちもあると思いますが、いつもついて来てくださるお父さまがよく理解してくださり、お子さまにも僕が伝えるだけでなく、お父さまからも切開の必要性をしっかり、一生懸命伝えてくださり、とてもありがたく感じています。そんなお父さまのお力添えと、本人も少しずつ成長してくれ、今回、初めてほとんど泣くことなく切開することができました。泣かずにできることに越したことはないので、終わって一安心でしたが、その子の成長もうれしく、あとは少しでもきれいに治ってくれることを願うばかりです。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m