院長ブログ

硝子体術後の黄斑円孔?

今日は午前が外来で午後は手術で、今日の手術は、白内障12件、眼瞼腫瘍切除1件、霰粒腫1件(2歳女の子)、硝子体手術1件でした。

硝子体手術は、先週の金曜日に硝子体混濁で硝子体手術を受けていただいた50代男性の方で、前回の手術時、黄斑の上に残った硝子体膜を剥がす際に黄斑に牽引がかかってしまったのか、黄斑部にキズができ円孔のような状態になってしまい、このまま自然に治る可能性もあるかと、そのまま手術を終えたのですが、中心が見えにくいという症状が出てしまい、できる限りの治療をしたいという患者さまのご希望もありましたので、本日、再度の手術で眼の中にガスを入れる硝子体手術を行わせていただきました。

硝子体皮質が残って異常な膜を形成するとイヤだなと思って、硝子体皮質を除去しましたが、かえって悪い影響を出してしまい、申し訳ない手術になってしまいました。 誰もよくないことを起こしたいなどとは思って手術はしませんが、結果として期待通りの経過でないことがどうしても起こりうるのが手術であり、100%はないというのが現実でもあると思います。だからといって、何が起きてもよいという訳ではないですし、そうならないようにできる限りのことはしなければならないと思っています。そして、よくないことが起きた時に、一番大切なのは、その後の追加の治療をしっかり行うことだと思います。経過がよくないと、また次の治療でもっと悪くなってしまうのでは?と心配を抱く気持ちも当然あると思いますが、治療が必要な場合はその必要性を、経過を見た方がよければ、その理由を分かる範囲でになってしまいますが、できる限りの話をしてしっかり次の対応をしたいと思っています。今日の患者さまも少しでもよくなるためにまた頑張って手術を受けてくださったと思いますので、僕も少しでも状態が改善できるように、できる限り頑張りたいと思って手術させていただきました。なんとかよくなってくれるといいなと思います。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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