今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障4人でした。
今日の手術は、白内障11件、眼瞼下垂1人、硝子体手術2件（黄斑上膜、硝子体出血）でした。
硝子体出血で硝子体手術を行なった方はかなり多量の出血で、視力としてはほとんど見えない状態で、こちらからも眼の中が全く見えずに、何か悪い原因で出血が起こっているとよくないので、早めに手術させていただきました。出血を取り除くと、眼底の状態としては、網膜静脈閉塞症のよると思われる白線化血管の所見があり、おそらくこれが硝子体出血の原因と思われ、血管閉塞部にレーザーを行い手術を終えました。ただ、最初に出血を取り除く時に、粒状の硝子体の混濁があり、単に出血の跡の濁りかともおもわれましたが、元々、リンパ腫を内科で治療されていた既往もあったので、念のため、切除した硝子体の中の細胞を顕微鏡で見る検査（硝子体生検）に提出しました。なんともない可能性が高いとは思っていますが、大丈夫かと思って、見過ごすよりは、多少オーバーでも、少しでも怪しいと思った時は検査しようと思っています。『細胞を顕微鏡の検査に出しました』と伝えると、心配になってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、念のためのことが多いので、あまり心配せずに結果をお待ちいただければと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m
