今日は午前が外来で、午後はまぶたの手術で、今日の手術は眼瞼下垂が3人と霰粒腫1人(15歳男の子)でした。
外来では先週、霰粒腫を切開した7歳の女の子の経過観察がありました。このお子さんの霰粒腫は、“霰粒腫による皮膚瘢痕”といった方が正確かもしれませんが、5年くらい前から左の下まぶたに霰粒腫ができ、1年おきくらいに腫れと自壊を繰り返し、今年の2月に当院を受診されました。この時、霰粒腫自体ははっきりしませんでしたが、皮膚の凹凸が残っており、このまま放っておくのもよくないと思い、本人もお母さまも少しでもよくできる可能性があるなら、治療をしたいということで、先週、手術させていただきました。手術では霰粒腫の瘢痕ができている皮膚を切除し、まぶたの中を見ると、少しですが、霰粒腫の肉芽組織もあり、これも可及的に取り出し、皮膚を縫って終えました。下まぶたの皮膚は余裕がなく、あまり切除はできないので、若干突っ張る感じもありますが、まぶたが外反するほどではなく、キズも今のところはきれいで、本人も『切ってよかった』と言ってくれたので、よかったです。
霰粒腫は自然と目立たなくなる場合もありますが、必ずしもそうはならず、よくない跡を残してしまうこともあり、切開の選択肢を持った上での経過観察ならよいですが、“様子を見るしかない”という経過観察(放置に近いものがあると思います、、、)は避けるべきだと改めて思いました。
今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m