タウンニュース青葉区・都筑区・宮前区版で毎月連載させていただいている『目のお悩みQ&A』第36回目の今回は『白内障手術は両眼とも同じタイミングで受けないといけませんか?』という内容で、白内障の手術の受け方について書いてみました。
以下、タウンニュースの本文です。
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白内障の手術を受けるタイミングは「見え方に不自由が出てきた時」です。通常、白内障は両眼とも同じように進み、同じような見えにくさであることが多いため、この場合は両眼の手術で問題ないかと思います。左右差があり、どちらかの眼の白内障だけ強くなってしまう場合も、基本的には見えにくい方の眼だけの手術でよく、必ず両眼一緒に受けないといけないわけではありません。
ただ、この時に考えるべきは、手術後の左右の眼のバランスと矯正方法です。元々、遠くがよく見えている眼で術後の眼内レンズのピントを遠くにしたり、近視の人でピントをそのまま近くにする時は、通常、片眼の手術でも眼鏡を作ることが可能ですが、手術の前後でピントの位置を大幅に変えるようなケースでは、眼鏡がうまく作れず困ることもあります。このような場合は、もしもう片方の眼に軽度でも白内障があれば、一緒に手術をすることも選択肢になります。
白内障が片眼だけで進んでいる場合、無理に両眼を予定することはなく、まず片眼の手術を受け、その後の見え方や生活の様子でもう片眼も考えたらよいと思います。また、片眼だけ白内障が進んだ場合、両眼で見ると困らず、かなり進んだ白内障になることもあるので、片眼だけでも見えにくさを感じた時は早めの受診をお勧めします。
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タウンニュースのコラムでは、眼に関する疑問についてお答えさせていただいております。気になる眼の症状から白内障やまぶた、硝子体の手術まで何でも構いませんので何かリクエストがございましたら教えてください。
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