今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障4人と眼瞼下垂2人でした。
今日の手術は、白内障8件、phakic IOL(ICL)1人、硝子体手術2件(硝子体混濁、黄斑上膜)、眼内レンズ交換1件、霰粒腫1人(0歳9か月男の)でした。
霰粒腫の患者さまのお問合せで『◯歳ですが、切開できますか?』とよく聞かれますが、基本的に霰粒腫ができてしまう月齢、年齢であれば、切開自体はいつでも可能と考えています。また、他の医院で『大人なら切開した方がよいけれど、子どもは様子を見るしかない』と言われたと言う方もいらっしゃいますが、切開した方がよい霰粒腫に大人も子どもも関係ないと思っています。病状的に放っておくとよくないから“切開した方がよい”訳で、本来、切開した方がよい霰粒腫を子どもだからと様子を見るしかしなれば、ひどく悪化してしまうことがあるのも当然のことかと思います。
今日、霰粒腫で切開させていただいた患者さまは、生後8か月の男の子でしたが、初診時は2か月前でまだ生まれて半年くらいでとっても体は小さかったですが、霰粒腫のしこりはしっかりできていたので、きちんと治してあげるなら切開した方がよいと判断し、切開の予定を立てさせていただきました。それから体の成長を待って、今日の切開にという訳ではなく、単純に切開を待っている患者さまが多く、待っていただき、今日の切開になりました。お待たせして申し訳ありませんでしたが、最初は切開するしかないかなと思っても、待っているうちにしこりが小さくなってくれることもたまにあるので、待つことも悪いことばかりではないかとも考えています。ただ、このお子さんの霰粒腫は2か月経っても残っていたため、予定通り、切開させていただきました。ちょっと泣かせてしまい、少し可哀想でしたが、跡が残ってしまうよりは、頑張って綺麗にした方がこの子のためになると思い、なるべく負担なく、きれいになるように切開したつもりです。この子が大きくなった時に、あの時、切開してよかったとお父さまお母さまが思ってくれるといいなと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m