今日は午前のみの外来でした。
手術の申し込みは、白内障1人と霰粒腫3人(3歳女の子、5歳女の子、19歳女性)でした。
今日は柔道の練習中に眼に手が当たってしまったという19歳の男の子が受診されました。涙が出て、痛くて眼が開けられないような状態で来院されたので、かなり不安だったと思いますが、眼の表面の角膜がキズついてしまった“角膜上皮剥離”の状態でした。よっぽど強い力がピンポイントに眼に加わると、重篤な網膜や強膜の損傷を引き起こすこともありますが、眼の表面をかするような衝撃では、眼の表面のキズができることがあり、角膜がキズつくと、強い痛みと流涙の症状を引き起こします。通常、角膜のキズを治すためにドライアイの点眼、細菌感染予防の抗菌薬の点眼、キズの表面を覆い症状を抑え、キズを治りやすくするための眼軟膏を処方します。程度にもよりますが、点眼を使ってもすぐにはよくならないのでしばらく辛抱が必要ですが、数日から1週間程度で症状が改善してくることが多いかと思います。スポーツもすぐには難しいかもしれませんが、症状がなくなってくれば、再開してよいかと思います。
当院の近くには國學院大学のキャンパスがあり、時々、運動部の学生さんが来院してくれるので、応援しています。頑張ってください。
今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m