院長ブログ

タウンニュース2023年8月

 

タウンニュース青葉区・都筑区・宮前区版で毎月連載させていただいている『目のお悩みQA』第38回目の今回は『硝子体手術とはどんな手術ですか?』というテーマで、硝子体手術について書いてみました。

以下、タウンニュースの本文です。

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硝子体とは眼の奥のスペースを満たす透明な線維状の組織のことです。この硝子体を切除して病気を治す手術が硝子体手術で、黄斑上膜、黄斑円孔、硝子体出血、硝子体混濁、網膜剥離、糖尿病網膜症など硝子体や網膜に異常をす様々な病気が対象になります。

 麻酔は通常、眼の奥に薬を注入する球後麻酔を行います。角膜の外側3㎜ほどの位置に直径約0・5㎜の筒を留置して手術器具を挿入し、眼の中をライトで照らして灌流液を注入しながら、カッターという器具で硝子体を切除吸引します。硝子体を取り終えた後、病気の原因により、余計な膜を剥がしたり、網膜にレーザー凝固を行ったり、剥がれた網膜を元に戻したり、必要な処置を行います。また、硝子体手術の後は白内障が進行しやすいこともあり、50歳以降では、硝子体手術の際に白内障の手術を行うこともよくあります。

 手術時間は30分〜1時間程度のことが多いですが、原因疾患により2〜3時間かかることもあります。通常、硝子体を取った後、代わりに水が入った状態で終えますが、空気やガスを入れて終える時は術後にうつ伏せ姿勢が必要になることもあります。網膜剥離や出血、感染症などの合併症はありますが、手術器械と顕微鏡システムの進歩により、以前より安全に受けられるようになり、日帰りでも十分可能な手術となっています。

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タウンニュースのコラムでは、眼に関する疑問についてお答えさせていただいております。気になる眼の症状から白内障やまぶた、硝子体の手術まで何でも構いませんので何かリクエストがございましたら教えてください。

質問リクエスト先

メール;clinic@tamaplaza-eyeclinic.com

タウンニュース青葉区版 電話;045-913-2711  FAX045-910-1120

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