院長ブログ

レンズ交換は何歳まで?

今日は午前が外来で、午後はまぶたの手術でした。
手術の申し込みは、眼内レンズ交換1人で、今日の手術は眼瞼下垂が4人でした。

眼内レンズ交換の手術の申し込みになった方は81歳の男性の方で、元々、眼鏡なしで遠方が見えていたところ、白内障が進んで手術をし、レンズのピントを中間に合わせたら、遠くが見えにくくて困ってしまったそうです。普段、活発でテニスや卓球をするのに、眼鏡をかけるのが不便で不自由しているところを見かねた娘さんから相談のご連絡をいただきました。

軽い近視で矯正視力自体は良好で、レンズを入れ換えれば、遠方を裸眼で見ることも十分可能と思われたので、レンズ入れ換えの方向で話を進めさせていただきました。

80代の高齢ですが、レンズの入れ換えはできるのでしょうか?この歳でもレンズを入れ換える人はいますか?』と娘さんから質問されましたが、年齢がレンズ交換の難易度に多少影響する部分はありますが、あまり大きな要因ではないと思っています。大事なのは、入れ換えすることが、その人のプラスになるかどうかで、年齢が高くとも今の見え方に困っていて、レンズを入れ換えることでよくできる可能性があり、ご本人も、それを望むなら入れ換えの手術をする価値や意味はあると考えています。ちなみに、今のところ、僕が行なったレンズ交換の最高齢は86歳で、全く問題なく入れ換えすることができました。他の手術も同様ですが、単に高齢だからというのは、手術をしない理由にはならないかと個人的には考えています。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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