今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人、今日の手術は、白内障12件(アイステント並施2件)と黄斑上膜の硝子体手術1件でした。
今日の白内障の手術の方の最高齢は、96歳の男性の方でした。8月に悪い方の右眼の手術を受けていただいたのですが、見えるようになり、左眼も手術したいということで、本日の手術となりました。
一方、一番、若い方は33歳の男性の方でした。白内障の原因は、年齢によることが多いですが、この患者さまの場合は、アトピー性皮膚炎が原因と思われました。アトピー性皮膚炎があると、比較的若年者に水晶体の濁りを生じますが、水晶体の前面の直下が特に強く濁る“前嚢下白内障”というパターンを取ることが特徴的です。この濁り方は、視力に影響が出やすく、結構、視力が下がることが多いのですが、若い人では『まさか自分が白内障だなんて』とそのままでいてかなり視力が下がってから受診されるケースも多いように感じています。アトピーがある人では、かすんだり、まぶしかったり、見えにくさを感じる場合は、若い人でも早めに眼科を受診するとよいと思います。
ということで、今日の白内障手術の一番高齢の方と一番若い方の差は、およそ60歳でおじいさんとお孫さんくらいの歳の差でした。高齢の方も若い方も無事、手術が終わってよかったです。
今日も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m