今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障5人、緑内障1人、霰粒腫1人（5歳女の子）でした。
今日の手術は、白内障15件（アイステント併施2件）と硝子体混濁の硝子体手術1件でした。
白内障の手術のタイミングは“白内障の見えにくさで不便が出てきた時“で、基本的には自分で見えにくさを感じた時でよく、その見えにくさが片眼だけの時は、その見えにくい方の眼だけの手術でよいです。
ただ、ある程度の年齢になってくると、見えていると思っている眼にも多少の白内障が出ていることが多く、両方の眼の手術をした方が生活が楽な場合もあります。具体的には、矯正視力はよくとも、遠視や近視、乱視が強く、裸眼の視力が悪い人で、眼鏡で矯正をしている方は、片眼だけの手術だと左右の度数差から術後に眼鏡をかけにくくなってしまうことがあり、術後の左右の見え方のバランスを取り、裸眼や眼鏡を楽にかけられるように両眼の手術を行うこともメリットがあるかと思います。もちろん、必ずそうしないといけないことはないので、まず見えにくい方の眼だけ手術して、その後の様子で考えてもよいですし、矯正はコンタクトレンズで行うなら、左右差があっても問題にならないのでよいかと思います。
今日、白内障の手術の申し込みをいただいた60代の男性の方は、右眼のみ白内障が進行し、左眼は矯正視力は1.2ありましたが、-6Dと近視が強く裸眼視力は0.02ほどしかなく、術後の眼鏡の作りやすさを考えて、両眼の手術とさせていただきました。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m
