今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障5人と眼瞼下垂1人でした。
今日の手術は、白内障11件、霰粒腫1人(2歳女の子)、眼内レンズ偏位修正1件、眼内レンズ交換1件、硝子体混濁の硝子体手術1件でした。
今日の手術では、眼内レンズの入れ換えの方は山口県から、霰粒腫切開の2歳の女の子は京都から手術を受けに来てくださいました。
遠方からの場合、『術後はどのようにしたらよいですか?』というご質問をいただきますが、白内障や硝子体手術、眼内レンズ交換など眼の中の手術(内眼手術)では、翌日とその2〜3日後くらいは最低限診させていただき、その後は基本的にお近くの先生に経過観察をお願いしています。眼内レンズ交換の後は、見え方が落ち着くのに時間がかかることも結構ありますし、場合によっては追加の治療が必要になることもあるため、少し間を開けて2〜3か月後に再診に来ていただくこともあります。
霰粒腫の切開では、通常は翌日(翌日が休診の時は翌々日)と、その1週間後くらいに診察を予定しておりますので、遠方の方も宿泊で来ていただければ、翌日診察させていただきますし、帰らないといけない人では、切開だけ当院でさせていただき、翌日からお近くの先生に診察をお願いすることもあります。ただ、霰粒腫の経過は順調な人もいれば、傷跡がよくなるのに長引いたり、再発で再手術が必要になることもありますので、経過はメールで教えていただき、場合によっては再度、診察に来ていただきます。
このように、遠方からの患者さまには、できるなら診察させていただいた方がよい目安を伝えていますが、こうしなければいけないということもないので、患者さまの時間的、経済的にできる範囲で調整させていただきたいと思いますので、ご相談いただければと思います。
眼内レンズ交換の方は3年半前の手術で入れたレンティス・コンフォート(トーリック)をアイハンス(トーリック)へ入れ換える手術でしたが、少し後嚢の亀裂ができてしまいちょっと大変だったものの、なんとかレンティスを取り出し、予定通りのレンズを入れることができてよかったです。
全国津々浦々というほどではないですが、遠方からわざわざ手術を受けに来てくださることは、ありがたく、また責任があることだと思います。遠方だからとか近くだからというのは関係ないかもしれませんが、とにかく患者さま一人一人、できる限りの診療、治療を精一杯したいと思っています。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m