今日は一日外来で、手術の申し込みは、白内障5人でした。
今日の外来で、術後の定期受診80代の男性の患者さまがいらっしゃいましたが、この方は2年半前に両眼の白内障手術を受け、左眼は黄斑上膜のせいで視力の改善が乏しかったので、今年の6月に硝子体手術をさせていただき、8月の初旬まで経過観察のため、ご通院いただいていました。今日はおよそ4か月振りのご来院でしたが、その間、通院を忘れていたりサボっていた訳ではなく、なんと世界1周の船旅に出ていらっしゃいました。6月に手術をする時点でご旅行の予定があり、『手術しても旅行に行けるかな?』と相談をいただいておりましたが、手術から約2か月の余裕がありましたので、問題なく手術が終わり、順調に経過すれば大丈夫とお伝えしたところ、『じゃあ、手術して旅行に行きたい』とのことで、手術させていただきました。
とは言っても手術に100%はありませんし、旅行中に何かが起こる可能性もゼロではありませんでしたが、予定通り旅行に出られ、無事、何事もなく帰ってきてくださり、ホッと一安心でした。
『世界1周なんてすごいですね!』と伝えたら、『これで3回目だよ』と世界1周どころか、通算で3周もしたなんて、80代の方でしたが、どうりで落ち着いて眼の手術を受けられていたなと妙に納得しました。
何かをするのに、もう何歳だからとか、もう遅いということもなく、眼の手術も『もう歳だから、、、』と単に年齢は関係なく、必要な人はしっかり手術を受けて、より世界一周旅行のおみやげでよい人生を歩んでいただけるといいなと改めて思いました。
ジャマイカのコーヒー、ボルドーのワイン、カナダの紅茶と世界一周旅行のおみやげをいただき、どうもありがとうございました。手術してよかったなと思いますし、僕もいつか、世界一周してみたいなと思いました。