院長ブログ

2眼目のIOL交換

今日は午前のみの外来で、手術の申し込みは、白内障2人、眼瞼下垂1人、硝子体切除1人、霰粒腫1人(1歳男の子)でした。

昨日も眼内レンズの入れ換えの手術がありましたが、先月は眼内レンズ交換の手術を受けた患者さまは3人で、全員多焦点レンズが入っており(Synergy2人、Vivity1人)、それぞれの入れ換えの理由は異常光視症、近方の見えにくさ、遠方の見えにくさでした。3人とも、両眼のレンズ交換を希望され、両方の眼の手術を予定させていただきましたが、見えにくさは片方の眼の見え方が改善されると、症状も緩和され、さほど困らず見えて生活できるようになることもあるため、両眼手術の場合、間隔は2週間ほど開けて設定させていただいています。

3人中、異常光視症と近方の見えにくさが原因の2人はそのまま予定通り、両眼の手術を行いましたが、Vivityの遠方の見えにくさが原因だった方は、入れ換えて遠方が見えるようになったら両眼で見て大丈夫とのことで、もう片方の眼の入れ換えはしないことになりました。

眼内レンズの入れ換えはしないで済むに越したことはないのですが、その見えにくさがどうしても辛く困ってしまうならば、そのままずっと我慢するよりは入れ換えてよくなる可能性があれば、入れ換えた方がよいと思っています。ただ、両眼とも見えにくく感じていても、片眼がよくなると、不快な見え方が半分に減ってくれ、そうなると困らないで済むこともありますので、2眼目の入れ換えは少し間を開けて様子を見て考えるとよいと思います。もちろん、最初の眼の入れ換えの経過がよくて、もう片眼も頑張って手術を受けたいと思ってくださるなら、僕もうまくいくように頑張ります。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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