今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障3人と眼瞼下垂1人、硝子体手術1人でした。
今日の手術は、白内障14件(アイステント併用1件)と硝子体手術(強膜内固定)1件でした。
今日の強膜内固定の患者さまは86歳の男性の方でしたが、約5年前、当時の勤務先で左眼の白内障手術を行い、この時はチン小帯(水晶体の支え)が弱く、眼内レンズを入れられずに終え、開業後に当院で強膜内固定でレンズを入れさせていただき、その後、右眼の白内障手術はやはりチン小帯が弱かったものの、CTRを使い眼内レンズを無事入れて終え、しばらくは問題なく経過をしていました。このまま大丈夫かなと思っていたのですが、手術から約4年半経ち、右眼もレンズがズレてきてしまい、今日の強膜内固定になりました。
外傷などで片眼のみ、チン小帯が弱っている場合もありますが、通常はその人その人の体質的なところがあり、片眼のチン小帯が弱いと、もう片眼も弱いことが多く、今回の患者さまのように、片眼が強膜内固定になると、もう片方の眼も強膜内固定になってくることも結構あるように感じています。
今後、平均寿命が長くなるに伴い、高齢の方の強膜内固定は増えてくると思いますが、今回の患者さまも80代の後半の患者さまでももちろん手術は十分可能ですので、必要な時はきちんと手術を受けていただければと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m