今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障3人で、今日の手術は、眼瞼下垂4人、下眼瞼内反症1人、霰粒腫3人(2歳女の子、7歳女の子、40歳女性)でした。
今日の眼瞼下垂の手術は4人中3人が再手術の患者さまでした。
1人は他院で7年前に眼瞼下垂の手術をした後、左眼だけ下がってしまい、再度挙げる手術をさせていただきました。
あとの2人は僕が最初の手術をした患者さまで、1人は約1年前に皮膚弛緩で皮膚切除を行った50代半ばの女性で、外側を中心に皮膚の弛みが少し残っていたため、追加で切除させていただきました。もう1人は、80歳の女性の方で、今月の初めに眼瞼下垂の手術を行ったものの、右眼の内側の挙がり方が明らかに弱く、時間が経てば改善するものでもないと思われましたので、早めに修正を行わせていただきました。
このように、眼瞼下垂は手術の経過により、再手術が必要になる病気であると思います。元々が年齢変化で起こる病気で、まぶたを持ち上げる筋肉をうまく働けるようにしたり、弛みとなる皮膚を切除しますが、また時間の経過で変化が生じることや、一度の手術でちょうどよくいかないこともあるかと思います。保険診療の場合は、希望すれば全て保険診療で修正するものでもなく、再手術の時期や適応の制約もありますが、必要に応じて、きちんと追加治療も考えることが大事だと思っています。