院長ブログ

他の2軒では

今日は午前のみの外来でした。
手術の申し込みは、白内障3人と霰粒腫3人(2歳女の子、3歳女の子、6歳女の子)でした。

今日も3人(3組)、小児の霰粒腫の相談にいらっしゃいました。霰粒腫ができて、最初から当院を受診される患者さまもいらっしゃいますが、多いのは、まず他院を受診され、よくならないからとこちらにいらっしゃるパターンです。そのような患者さまが、よくおっしゃるのが“今で行った◯軒では”『この年齢では手術しない方がよい』とか『待った方がよい』と言われたということです。そこで、僕が『手術してあげた方がいいですよ』と伝えると、『今までの先生はそう言わなかったのに、なんでですか?』と聞かれます。僕も全ての霰粒腫を切開した方がよいとは思っていませんが、ちゃんと治療、つまり切開した方がよい霰粒腫と、別に切開しなくてもいいと思う霰粒腫を、それぞれ、適切と思う選択肢を伝えています。しかし、多くの眼科医は、子どもの霰粒腫に対して、自分で切開するという選択肢を持ち合わせていないので(多分)、子どもの霰粒腫は切開しないというのが基本路線になってしまっていると思います。“切開しない方”がよいというのであっても、患者さまがご希望されるのであれば、切開を検討して、実際に切開してもよいはずですが、きっと、実際に切開される(できる)先生はそうはいないと思います。もちろん、できることは人それぞれですから、それがよいとか悪いという話ではなく、あくまでもその先生(霰粒腫を切開する選択肢を持ち合わせていない先生)はそうおっしゃったと考えていただきたいです。

僕は霰粒腫をきちんと治すには切開が必要と考えていますので、切開の治療を望まないのであれば、切開をしない先生に診ていただいたらよいと思いますし、切開してきちんと治したいとお考えの方は受診いただければと思います。

ただ、スタッフの協力の下、精一杯の対応はしているつもりですが、霰粒腫の切開は混み合ってしまい、なかなかすぐの対応は難しいことはご理解いただけると助かります。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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