今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障3人、眼瞼下垂2人、霰粒腫1人(6歳男の子)でした。
昨日、霰粒腫の手術を受けていただいた患者さまの一人は九州の宮崎県からいらしてくださいました。下まぶたに大きく広がるしこりができた霰粒腫でしたが、お近には切開してくれる眼科がないということで、娘さんが当院のお近くにお住まいということもあり、相談を受け、手術前提でご来院いただき、その日に切開させていただきました。切開することは体に侵襲を加えることではありますので、何でもかんでも切開すればいいとは思いませんが、症状を改善するための手段が手術しかないのであれば、リスクを天秤にかけ、手術をしたいと思えれば、受けた方がよいと思います。手術のリスクを考えることはもちろん必要なことではありますが、そのまま辛い症状を抱えて生きていくデメリットを考えることも大切なことだと僕は思っています。なので、他の先生には手術しなくていいと言われたいう患者さんにも前向きに手術の話をすることはありますが、それは、単に病気のことだけでなく、患者さんの気持ちや考えも踏まえて、方針を提示することが大事だと思っているからです。もちろん、それが必ずよいかどうかは分かりませんが、患者さんにとって可能性の一つになってくれればいいなと思います。
そして、霰粒腫の患者さんは遠方から来ていただき、ありがたいですが、少しでもよくなって帰っていただけるといいなと思います。お疲れ様でした。