院長ブログ

初回の手術がきれいだと

今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人で、今日の手術は、眼瞼下垂3人、眼瞼腫瘍切除1人、霰粒腫4人(1歳女の子、5歳女の子、27歳女性、28歳女性)でした。

今日の眼瞼下垂の歳の女性の方は年前に他院で両眼の手術を受け、眼がまた下がってきてしまったため、再手術を行わせていただきました。

眼瞼下垂の術後、また下がってしまうことはあり、その場合は、再手術を行えばよいのですが、やはり再手術は初回手術より厄介な面があります。どうしても一度、手術で組織を触ると、内部で構造の変化が起こり、剥離操作が難しかったり、出血しやすかったりで、手術はどうしてもやりにくくなります。また、自分の手術の後の再手術であれば、どんな風にいじっているか分かりますが、他での手術では開けてみないと分からない部分もあります。なので、再手術、特に他院での手術後の再手術は、大変になることも多いのですが、今回の患者さまは、まぶたの中もきれいで、まぶたを持ち上げる筋肉の腱膜も癒着が少なく、とても手術がしやすく助かりました。白内障のレンズの入れ換えの時もそうですが、どんな手術でも、初回の手術がきれいだと、その後、再度の手術になってもうまくいきやすく、丁寧な手術というのは大事だと改めて感じました。どの先生がしてくださったかは分かりませんが、きれいな手術をどうもありがとうございました。

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