院長ブログ

前医と紹介先の板挟み

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人、今日の手術は、白内障13件(iStent1件)と黄斑上膜の硝子体手術1件でした。

今日、白内障の手術の申し込みをいただいた女性の方は、元々、通っている眼科で眼の白内障を指摘され、『左眼の手術をしてください』と他の眼科へ紹介され、そちらで手術を受け、右眼の白内障も気になったため、『右眼の手術もしてください』とお願いしたところ、『紹介してくれた先生が左をと言っているのだから右はできない』と言われてしまい、元の先生にお願いしたところ、今度は、『手術をするかどうかは手術する先生が決めるもの』と言われてしまい、板挟みになって面倒に感じて当院へいらっしゃったそうです。

僕も手術目的で紹介いただくことはあり、こちらに来る前に、前の先生と患者さんとで、診断や方針について納得をされていらっしゃっていると思うので、紹介状の方針が基本ラインに考えます。ただ、あくまで、基本はということで、僕も診させていただき、患者さんの話しや希望をお聞きした上で、僕なりの診断や方針は提案させていただき、治療をどうするか決めています。なので、今回の患者さんがもし、最初から僕のところに紹介された場合、左だけでなく、右眼の手術も最初から提案させていただいたかもしれませんし、少なくとも、左の手術を終え、右の手術もご希望されたなら、そのまま手術を予定させていただいたと思います。

逆に両眼の白内障手術でご紹介いただいた時でも、片方の白内障が軽くて手術しなくてもよいほどで、患者さんも片眼のみ希望であれば、片眼の手術のみで様子を見ていただくようにすることもあります。

患者さんが板挟みになることはあまりよいことではないですし、紹介元の先生もそれは望んでいないと思うので、困らないような話をできるようにしたいと思っています。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

TOPへ