院長ブログ

ケナコルト注射後の霰粒腫

今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人、眼瞼下垂2人、霰粒腫1人(25歳女性)でした。
今日の手術は、眼瞼下垂3人、霰粒腫4人(15歳男の子、25歳女性、40歳女性、44歳女性)でした。

今日の霰粒腫切開のお一人は、他院で両上下の霰粒腫に対し、ケナコルト(ステロイド)注射し、その後、手術もしたけれど、再発したために当院で再々手術を行うこととなりました。

右眼の上は通常より頭よりにしこりがあり、下は硬い組織はありましたが、霰粒腫組織は見られず、瘢痕組織のみ切除しました。

左眼の霰粒腫は上に2つ、下は外側に大きなのが1つできていました。

左右上下に計5か所の切開を入れ、霰粒腫の組織を取り除きましたが、なかなか大変で時間は1時間弱くらいかかりました。

ステロイド注射で治ってしまうこともあるのかもしれませんが、この方のように悪くなってしまうおとも往々にしてある気がするので、霰粒腫に対するステロイド注射はよくないと個人的には考えています。ですので、たまに、ステロイド注射を希望される方もいらっしゃいますが、当院では行わない方針ということをご理解ください。

霰粒腫1か所の切開でも大変なところ、左右上下の切開の患者さんはとても大変だったと思いますが、頑張って手術を受けてくださり、ありがとうございました。なんとかこれでよくなってくれればと思います。お疲れ様でした。

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