院長ブログ

40代半ば強度近視の片眼白内障

今日は午前のみの外来で、手術の申し込みは、白内障3人でした。
今日、白内障の手術の申し込みをいただいた男性は年齢が46歳で、右眼の白内障が強く、矯正視力は0.3まで低下してしまっていました。左もごく軽度の白内障は認めますが、矯正視力は1.2まで出るので、無理に手術することはないと思われました。ただ、近視の度数が右は-20D、左は−10Dほどの強度近視であるため、右眼だけの手術の場合、左右の屈折差から眼鏡矯正は難しいので、術後の矯正は基本的にコンタクトレンズになります。

コンタクトレンズがうまく使えれば、片眼の手術でも問題がないのですが、この方の場合、アレルギーが出やすく、コンタクトレンズを使うことはちょっと難しいかと申告があり、近視自体も治せれば治したいというご希望もあったため、両眼の手術の方向で予定させていただきました。

40代半ばで強度近視で片眼の白内障の場合、コンタクトレンズが使えれば、片眼の手術でも構いませんが、何らかの理由でコンタクトレンズが使えない場合は、両眼の手術をすることも考えてよいのかなと思います。

40代の若い人で近視が強く、片方だけ白内障が進行した場合は、もう片方の眼をどうするかは難しい判断ですが、希望や生活のスタイルを元によく考えて決めることが大切だと思います。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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