院長ブログ

幼馴染

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障1人、眼瞼下垂2人、硝子体出血の硝子体手術1人、霰粒腫1人(1歳女の子)でした。

今日の手術は、白内障8件、ICL1人、硝子体手術2件(黄斑上膜、硝子体混濁)、眼内レンズ交換1件でした。

基本的に当院の手術は全て僕が執刀して行っていますが、今日は例外的に僕の後輩(時々、このブログにも出てくる栗家)から、以前、長野県の病院に勤務していた時の患者さんの白内障の手術を当院で行いたいと頼まれており、当然、手術も僕がするより、彼女がすべき患者さんなので、彼女にそのまま手術もお願いしました。

彼女が長野の病院に勤めていたのは、もう5年は前のことだと思うので、その時からの患者さんのつながりがあるのは、医師としても人としても患者さんから慕われ信頼されている証拠で、素敵なことだと思います。

そして、もう一つ、今回の手術で喜ばしいと思えたのは、実は栗家の幼馴染の子(水浦さん)が2月から当院で看護師として働いてくれています。二人は同じ医療従事者で、いつか一緒に働けるといいねという思いがあったそうですが、栗家が手術を執刀し、水浦さんが手術介助(器械出し)をし、二人の願いが一瞬でも叶ったことは、本当に素敵なことだとちょっと感動してしまいました。その場が、僕のクリニックであったことはとてもうれしいですし、ありがたいことだと思いました。そんな気持ちから、手術中の二人の写真を撮っていましたが、あまりに取り過ぎて、栗家から『運動会のお父さん的な感じでしたね』と言われましたが、まさにそんな気分だったと思います。手術も無事終わりよかったです。

栗家も慣れない場所にもかかわらず、完璧な手術をしてくれて、流石でした。どうもありがとう。水浦さんもちょっと緊張したと思うけれど、初めてとは思えない息の合い方、さすが幼馴染だなと思いました。誰かといつか一緒に働きたいねという夢を持っている人ってたくさんいるんじゃないかなと思いますが、実際には夢で終わってしまうことも多いと思います。でも、この二人はそれぞれがそれぞれの場所で頑張って、いくつかの縁があり、その夢が実現できたことは、本当に素敵なことです(なんて大袈裟に喜んでいるのは僕だけかもしれませんが)。いいものを見せてくれて、どうもありがとうございました。そして、今回だけでなく、また機会があればこのようなコラボができるといいなと思います。

今日はちょっとイレギュラーな手術になりましたが、皆さん、お疲れ様でしたm(_ _)m

TOPへ