院長ブログ

19歳の眼瞼下垂

今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障4人で、今日の手術は、眼瞼下垂3人と霰粒腫2人(3歳男の子、3歳女の子)でした。

今日の眼瞼下垂の手術の患者さんの一人は19歳の女の子でした。生まれつきまぶたの上がりが弱かったようで、眼を開けているのが疲れる、顎を上げないと見えにくいといった症状があり、今回の手術になりました。

先天的な要素が強く、まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋の機能が弱そうで、吊り上げ法の方が確実だったかもしれませんが、挙筋機能が全くない訳ではなかったので、まずは通常の挙筋短縮を行いました。

眼瞼下垂は高齢者やハードコンタクトレンズを長く使っていた中高年の方に多い病気ですが(というか加齢性の変化という部分も大きいですが)、ある一定数で若い人にもみられる病気だと思います。美容整形が一般的になっていて自分の顔にメスを入れることが以前よりは抵抗がなくなっている傾向はあるかもしれませんが、それでも手術というのは怖さがあると思います。眼瞼下垂があるからといって、視力が下がったり、生活が困難なほどにはならないことも多いかもしれません。でも、下垂の程度によっては、手術するとだいぶ見え方や生活が楽になるケースもあります。今日の患者さんのように若い人でも、というか、若いからこそ、よく考えた上で、頑張って手術を受けることは意味のあることだと思います。

 

今日は以前勤務してくれていた看護師(一番最初に一緒に働きたいと言ってくれたスタッフです)がお父さんの白内障手術の申し込みのために、付き添いで来てくれました。辞めた後もこうしてつながりを持ってくれていることは本当にうれしく、ありがたいことだと思います。しっかり手術したいと思います。

今日も皆さん、お疲れ様でしたm(_ _)m

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