今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人で、今日の手術は、眼瞼下垂3人、霰粒腫3人(8か月男の子、2歳女の子、23歳女性)、眼窩脂肪ヘルニア切除1件、眼瞼皮膚腫瘍切除1人でした。
今日、霰粒腫の切開の申し込みをいただいた患者さんの一人は生後8か月の男の子でした。
霰粒腫は4〜5歳くらいに一番できやすい印象がありますが、大人にもできますし、もっと小さな赤ちゃんにできることもあります。小さい子の場合、『1歳未満でも切開できますか?』と聞かれることもありますが、できるかできないかと言われれば、できますし、病気として切除した方がよい霰粒腫は、年齢(や月齢)に関係なく、きちんと手術すべきだと考えています。大人で『これは切開した方がいいですよ』と言うような霰粒腫は子どもにできても当然切開してあげた方がよい訳です。時々、他院で診てもらい『大人なら切開した方がいいけれど、まだ小さいから切開できないよ。本当は切開した方がいいんだけれど。』なんて言われたといらっしゃる方もいますが、“本当は切開した方がいい”霰粒腫は、“本当に”切開した方がいい訳で、切開してあげれば済む話だと思います。ただ、大人のように局所麻酔の注射をして簡単に切開できるという訳ではないこともありますが(大人でも簡単でないことはありますが)、それでも、病気として手術が最善の治療と思えれば、切開を行うのが自分の務めだと思い、スタッフの協力を得ながら頑張って切開しています。
霰粒腫に限らず、大人だって子どもだって、治療すべき病気はきちんと治療することが大切だと思います。