院長ブログ

レンズが入らないまま20数年

今日は午前のみの外来でした。
手術の申し込みは、眼瞼下垂1人、硝子体手術(強膜内固定)1人、霰粒腫2人(2歳女の子、4歳女の子)でした。

今日、眼内レンズ強膜内固定の手術の申し込みをいただいた50代の男性の方は、今年の7月に左の眼内レンズ偏位でレンズ摘出と新たなレンズの強膜内固定を行いましたが、右眼は昔、白内障の手術を受けたものの、レンズが入らないままずっと過ごしており、経過が落ち着いてきたところで、今回、右の手術を予定させていただきました。

右眼は23年前に白内障手術をしてチン小帯が弱くレンズが入らず、無水晶体眼という状態でずっと過ごしてきたそうですが、レンズが入っていないと、通常、強い遠視になってしまい、裸眼だとピントがどこにも合わない見えずに不自由な見え方をしてしまいます。今更という感じもあったようですが、まだ50代ですし(年齢は関係ないかもしれませんが)、今からでもレンズを入れて少しでも楽な見え方にしてあげた方がよいかと思いました。

時々、昔の手術でレンズが入らないままという方もいらっしゃいますが眼内レンズが入っているのと入っていないのとでは、だいぶ違うので(すごく近視が強い人ではそう違わないこともありますが)、矯正視力が出るのであれば(矯正視力が出ないのであれば、あまり意味がない場合もあります)、レンズを改めて入れる手術を受けるとよいと思います。

今週も皆さま、お疲れ様でしたm(_ _)m

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