院長ブログ

患者さんから救われる

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人で、今日の手術は、白内障13件(アイステント併用1件)、硝子体手術2件(黄斑上膜、黄斑円孔)でした。

昨日、霰粒腫の切開だった4歳の女の子は栃木の宇都宮から来てくださいました。僕も同じ栃木の出身なので、手術の時には、『(僕が子どもの頃に行った)とちの木ファミリーランドは行ったことある?』と話しながら切開をしていたのですが、『知らない』と言われてしまい、今の子はもう行かないのか、もう遊園地自体が無くなってしまったのか!?と思い、今日の術後診察の時にお母さんに昨日の会話のことを伝えたところ、『この前、行きました!』とのことで、変わらず栃木県民に馴染みの遊園地であることが知れてよかったです。栃木からの患者さんはやっぱり同郷で、会えるとうれしいです。わざわざありがとうございました。

あと、今日の診察では、今年の2月と5月にレンズの入れ換えをした50代の女性の患者さんから、『車を運転して、ライブに行くのが好きなのですが、おかげで行けるようになりました』とライブに行かれた時のおみやげ(と地元のおかし)をくださいました。

最近、とあることで、ある医師から、僕のブログについて、『他の施設の医療行為を否定するような、読む人によっては失敗と取られかねない内容』というようなことを言われることがあり、少し考えるとことろがあったのですが、僕のブログは決して、そんなつもりもありませんし、そんなことが言いたい訳ではなく、僕自身、医療は100%ということは決してありえず、どうしてもうまくいかないことがあると思っていて、そんな時に、辛い思いをしている患者さんや家族とって、こんな患者さんがいて、そういう時にはこういう治療をしたらよくできるかもしれない、こういう風に考えるとよいかもしれない、こういう治療をよくなりました、というような情報や知識を、あくまで僕の知識と経験、考えからですが、公開することで、少しでも前向きな希望を持って欲しいと思って書いています。もしかすると、僕の書く内容で不快に感じる関係者もいるかもしれません。それは申し訳ないことですし、それが目的では全くないのでプライバシー等には十分配慮しているつもですが、でも、僕が書くことを読んで、一人でも読んでよかったと思ってくれる人がいてくれるなら、書く意味はあると思うので、書き続けようと思います。

医療をしていると、患者さんだけでなく、僕ら医療をする側も辛い思いをすることは少なくありませんが、そんな時でも、今日の入れ換え後の患者さんのような言葉には本当に救われる思いです。そういう患者さんがいてくれるから頑張れます。今日は特にそう思いました。本当にありがとうございました。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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