院長ブログ

えらいなと思った女の子

今日は一日外来で、手術の申し込みは、白内障5人、眼瞼下垂1人、霰粒腫1人(7歳女の子)でした。

今日、霰粒腫の切開の申し込みをいただいた7歳の女の子は、霰粒腫の中に脂がどんどん溜まっているような状況だったので、今日のところは診察室で針を刺して脂を出す処置を行わせていただきました。

チクっと刺してすぐ終わる訳ではなく、なるべく貯留物を出した方がよいので、綿棒で絞り出すので、ちょっと痛みが強いことがあるのですが、この女の子は処置の間、じっとしてくれていたので、あまり痛くないのかなと思っていたのですが、『終わったよ』と声を掛けると、涙をポロポロ流していました。痛くなかった訳ではなく、じっと我慢してくれていたのです。えらい子だなと思いました。でも、その後、もっとそう思う瞬間があったのですが、それは診察を終えて、まだ泣いていたのですが、それでも、診察室を出る時にちゃんと『ありがとうございました』と言ってくれたのです。嫌な思いをすると、お礼ってなかなか言えないこともあると思いますが、何かしてくれたことに対して、ちゃんと感謝を伝えることは、決して簡単なことではないと思います。大人だってそうできない人はたくさんいると思いますし、僕自身もその一人だと思います。でも、やっぱり、ありがとうを言うことは大事なことだと改めて思いました。あまり非科学的なことは言うべきではないかもしれませんが、この子のように気持ちのいい患者さんはよい経過を辿ることが多いように感じます。この子も霰粒腫はちょっとひどい方ですが、きちんと切開して少しでもきれいに治ってくれるといいなと思います。

今日も外来はかなり混雑し、患者数140人で終了時間は21時半となってしまいました。お待ちくださった患者の皆さん、申し訳ありませんでした。でも、文句も言わずお待ちくださり、どうもありがとうございました。スタッフの皆んなも遅くまで頑張ってくれてありがとうございました。皆さん、お疲れ様でしたm(_ _)m

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