院長ブログ

早めにしてもよい白内障

今日は午前は外来、午後は手術でした。

手術の申し込みは、白内障1人で、今日の手術は、眼瞼下垂3人、霰粒腫5人(9か月男の子、2歳女の子、5歳女の子、7歳女の子、9歳女の子)、涙管チューブ挿入1人でした。

今日の外来では、51歳の女性の方がICL手術のご相談でいらっしゃいました。近視が右-10D 左-11Dと強く、これくらいの強度近視はICLの手術をしてでも近視を治してしまった方が生活はずっとしやすいと思います。

でも、年齢的にはICLは勧められないとお話させていただきました。数年、場合によっては1年くらいの一時的の改善でよければ、手術自体はできますが、現時点でも軽い白内障が出ており、せっかく高い費用を出してICLを入れてあげても、白内障が勧めば、その濁りで見えにくくなってしまったり、近視の値が変わってきてしまうこともあり、若い人に比べれば、どうしてもICLでよく見える期間が短くなってしまいます。なので、個人的には、ICLの手術はもしするとすれば、白内障がほぼ影響のない40代半ばくらいまでがよいのではと思っています。

逆に、今回の患者さんのように近視がすごく強い人や、遠視、乱視が強くて裸眼での見えにくさが出やすい人は白内障がすごく進行するまで待たずに、早めに手術をしてもよいかと思います。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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