今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障4人、眼瞼下垂1人、緑内障手術1人でした。
今日の手術は、アドオンレンズ1件、白内障11件、結膜弛緩切除1人、黄斑上膜の硝子体手術1件でした。
今日は視能訓練士を目指して東海地方の学校で学ぶ学生さんが見学に来てくださいました(どうもありがとうございました!)。
視能訓練士の学校を卒業し、就職する際には大きく分けて病院とクリニックという2つの選択肢があるかと思います。
直接、視能訓練士に聞いたこともありませんが、一般的には最初は病院や大きなクリニックが第一候補になってくるのかなと思います。理由として、あくまでイメージになりますが、その方が、より広く学べる、人も多く教育体制がしっかりしている、経営母体が安定しているなどがあるのかなと思います。あとは、病院の方がバリバリでき、クリニックは、和気あいあい、のんびりゆったりというイメージももしかするとあるかもしれません。
それぞれ、よいところとそうでないところはありますが、クリニックは院長の考えによってかなり幅があるのではと思います。
僕が視能訓練士に求めることというか、こういう視能訓練士になって欲しいという理想像は、自分で考えられる視能訓練士です。視能訓練士は、“医師の指示の下”検査を行うことが役割ではありますが、単に検査をするだけでなく(検査の技術ももちろん大事ですが)、患者さんの症状や訴えから、どんな病気でどんな眼の状態かを自分なりに考え、それから想定される必要な検査を行える力をつけて欲しいなと思っています。
どうして、そんな風に思うかというと、これから将来、検査機器はどんどん発展し、おそらく自動化が進むと思われます。そんな時に、重宝され必要とされるのは、考える力を持った視能訓練士だと思うからです。それに、ただ言われた検査をこなすより、自分で考えながら検査する方が仕事としておもしろいと思えるのではと思います。
当院は白内障を中心に眼瞼下垂や硝子体手術など、一般のクリニックよりは幅広く学べるところはあるかと思いますが、あんまりのんびりゆっくりという感じではないかと思います。もちろん、新卒の視能訓練士にすぐ最初から、全て一人で考えて、スピード感を持って検査しなければいけないということは全くなく、先輩の指導の下、少しずつできることを増やして成長してしていって欲しいなと思っています。
あと、当院のその他の業務では、白内障手術の眼内レンズの説明や手術室での補助などがあり、検査だけでなく、色んな知識や力をつけたい人にはよいかもしれません。そのためには勉強が必要なので、希望があれば、学会や講演会、研修会などに参加できるようにサポートしています。
というように考えていますが、やっぱり実際の職場を見てみないと分からないと思いますので、引き続き、見学は随時受け入れております。就職先として考えているかどうか別にして、色々な病院やクリニックを見てみて、自分に合った就職先がみつかるといいなと思っています。『ぜひ当院を就職先として考えてください!』と言うつもりはないですが、ウチで視能訓練士として頑張りたいと思ってもらえるならば、大歓迎ですので、よろしくお願いしますm(_ _)m
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m