今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障2人、眼瞼下垂1人 、硝子体手術2人(硝子体混濁、黄斑上膜)でした。
今日の手術は、白内障15件と黄斑上膜の硝子体手術1件でした。
当院のHPには、他の医療機関向けのお問い合わせフォームがあり、何か困ったことの相談があれば、連絡が取れるようになっています。ただ、あまり使われることはないのですが、久しぶりにお問い合わせフォームからの問い合わせをいただきました。
同じ神奈川県内のクリニックの先生からで、『レンティスコンフォートで白内障手術をした患者さんが見えにくさを訴えていて診てもらえないか?』という内容でしたが、当院のHPを見てくださり、レンズの入れ換えをしてあげた方がよいのもしれないと相談してくれたようです。
白内障の手術が問題なく終わったとしても、どうしても術後の見えにくさや不具合の訴えのある患者さんが出てしまう可能性はあると思っていますが、そんな時に、『手術は問題ないですよ』とだけ言ってしまうこともあるかと思います(僕自身もそう伝えることはもちろんあります)。それで安心してくれて、不安が消えることで不具合の訴えがなくなってくれることもあり、“問題がない”ことを患者さんに分かってもらうことも大事なことだと思います。ただ、手術自体や経過に所見としての問題がなくとも、患者さんにとっては問題がある場合もあり、そんな時には、問題がないと伝えるだけでは足りないと思っています。しかし、術後の不具合でいらっしゃる患者さんのお話を聞く限り、手術や経過に問題がなければ、症状があってもそのままとされてしまうこともあるように思います。
今回、相談してくださった先生も、おそらく、手術自体は全く問題なく終わっており、問題ないとだけ伝えてしまってもおかしくない状況だったと思いますが、患者さんの声に耳を傾け、なんとかよくできないかと、自らお問い合わせしてくださった行動やお気持ちから、本当に親身な先生なんだろうと思いました。正直、僕自身、後で『患者さんにもっと親身になればよかった』と反省するような時もありますが、このお問い合わせくださった先生の姿勢は僕も見習わなければと強く思いました。話したことも会ったこともない先生でしたが、やり取りを通してですが、素晴らしい先生と出会えることはとてもありがたいことだと思います。どうもありがとうございました。もし患者さんがいらっしゃる時はしっかり対応させていただきます。
診療をしていると、どうしたらよいか対応に困ってしまう場面や紹介したいけれどこういう患者さんを診てくれるのかな?というような時もあるかと思います。そんな時にわざわざ電話をかけるのもお互いの時間がうまく合わなかったり、手紙のやり取りではタイムラグが発生してしまったりということもあると思うので、ちょっと聞いてみたいなということがあれば、HPのお問い合わせフォームから遠慮なくご相談いただければと思います。もちろん、できることもできないこともあるかとは思いますが、まずはなんでもおっしゃっていただければと思います。よろしくお願いいたします。
患者さんに親身になるというのは当たり前のことではありますが、本当に親身でいること、親身になることって簡単ではないとも思います。このお問い合わせくださった先生のように、少しでもそうできるようにしたいと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m