院長ブログ

認知症の進行白内障

今日は午前は外来、午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障3人で、今日の手術は、眼瞼下垂2人、内反症1人、霰粒腫5人(1歳女の子、2歳女の子、20歳女性、33歳女性、67歳男性)でした。

今日の外来では認知症の進んだ80代の女性の方がご家族に連れられていらっしゃいました。ご家族から、『認知症がありますが、白内障の手術はできますか?』とご質問いただきましたが、基本的には認知症のある方でも手術は可能だと考えています。ただ、検査がうまくできない場合もあり、そのような時には眼内レンズの計算がやや不正確になってしまうことはあるかと思います。でも、この方の場合、白内障もかなり進んでいますので、白内障の濁りを取って、仮にある程度のところに合わせたレンズであっても見え方は十分改善できると思いましたし、見え方がよくなると、認知症も改善したように感じられるケースもあるので、手術の方向で予定させていただきました。

今までに認知症で手術できなかったのは、開業前の病院の時にお一人だけいらっしゃいましたが、この時は、手術室の前で、『目なんて悪くないから手術なんかしたくない!』と断固拒否で手術室にお入りいただけず、手術ができませんでした。なので、手術室まで入ってくだされば、あとはなんとかなるかなと思っています。

今日もお疲れさまでしたm(_ _)m

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