院長ブログ

硝子体術後の黄斑上膜

今日は午前が外来で午後は手術でした。

手術の申し込みは、白内障3人で、今日の手術は、白内障11件、黄斑上膜の硝子体手術2件、眼内レンズ交換1件でした。

今日の黄斑上膜の硝子体手術の患者さんは40代半ばの男性で、2か月前に眼内レンズ偏位でレンズ摘出と新たなレンズの強膜内固定を行った方でした。強膜内固定を行う時には、硝子体が邪魔になるので、基本的に硝子体手術で行います。硝子体を切除するのですが、特に若い人の場合、硝子体の皮質と網膜の接着が強く、どうしてもきれいに剥がれず残ってしまい、それが術後に黄斑の上の異常な膜となってしまうことがあるかと思います。強膜内固定の術後に視力の改善が乏しく、黄斑上膜の形成とともに視力も低下傾向だったので、早めに手術の方針とさせていただきました。また、硝子体手術で再手術になり、申し訳ないですが、硝子体はほぼ取れているので、眼に対する負担も、手術の時間もそれほどかからずには終わることができたかと思います。これで視力の改善が得られるといいなと思います。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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