今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障1人と霰粒腫1人(4歳男の子)で、今日の手術は、白内障件、黄斑上膜の硝子体手術1件、眼内レンズ交換1件でした。
今日、白内障の手術を予定していた40代半ばの男性の方は、先月、糖尿病網膜症の硝子体出血で水晶体温存の硝子体手術を行った方で、その手術の後に急速に白内障が進行してしまっていました。硝子体手術の時に、器具が水晶体に触れたせいで白内障が出ていましたが、進み具合が急だったので、水晶体の袋(水晶体嚢)の損傷の可能性もあるかと思いながら手術を始めましたが、超音波で水晶体を削り始めるとすぐに水晶体が硝子体側に落ち込み、やはり前回の硝子体手術の時に、水晶体嚢を傷つけてしまっていたようで、そのまま眼底に落下してしまいました。
このような事態も想定していたので、手術の順番も最後にさせていただき、硝子体手術に移行できる準備をしていたので、そのまま硝子体手術に移り、落下した水晶体を吸引除去し、前回の硝子体手術では触れずにいた増殖膜の活動性が弱まっているように感じたので、その膜を剥がす処置を行い、手術を終えました。2度目の硝子体手術になってしまいましたが、結果的には膜の処理もできたのでよかったのかなと思います。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m