今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障3人、眼瞼下垂1人、ICL1人でした。
今日の手術は、有水晶体眼内レンズ(ICL)手術1人、白内障7件(iSent併用1件)、黄斑上膜の硝子体手術1件、眼内レンズ交換1件、虹彩整復1件でした。
虹彩整復の手術(というほどではないかもですが)は、年末年始の休み中に連絡をいただいた50代の男性の方で、元々、当院で両眼の白内障手術、左眼のトーリックレンズの軸ズレの修正3回、左眼の眼内レンズ交換、両眼の強膜内固定と何度も手術を受けられ、今回、本来は眼内レンズより前に位置すべき虹彩がレンズの後側に入り込みレンズに引っ掛かってしまう“虹彩捕獲”という状態になってしまっていました。とりあえず、この状態を治すために、結果的に前に来てる眼内レンズを後方(硝子体側)に押してあげることで、虹彩が元の位置に戻す処置を行わせていただきました。とりあえずと言ったのは、虹彩捕獲の状態はこの処置で解除できましたが、この状態がずっと続いてくれるかは分からないからです。原因としては、虹彩の緊張の弱さがあり、また虹彩捕獲を起こしてもおかしくないかと思います。これもどこまで効果があるかは定かではありませんが、少しでも予防になればと、瞳孔を縮める点眼薬を処方し、経過を見ていくこととしました。
2025年の手術初めの日でしたが、白内障だけでなく、ICL手術、硝子体手術、レンズ交換に虹彩整復とバリエーションに富んだ内容となりました。また、手術の申し込みをいただいた方も白内障は静岡から、ICLの方は高知から来てくださいました。今年も必要としてくれる方に、色々な手術を、できる限りしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m