院長ブログ

前の手術の評価

今日は午前が外来で午後は手術でした。
手術の申し込みは、白内障6人、眼瞼下垂1人、アドオンレンズ1人でした。
今日の手術は、白内障14件と黄斑上膜の硝子体手術1件でした。

当院では他院での白内障手術の後の眼内レンズの入れ換え目的で来院される方や実際に入れ換えの手術を受けられる方もいらっしゃいます。

その時に、『前の手術はどうだったのでしょうか?』と聞かれることがあります。

手術したのに見えにくいと感じていらっしゃる訳なので、手術に何か問題があるのでは?と思う気持ちがあってのご質問なのでしょうが、僕が言えるのは、今の眼の状況となぜそのような見え方になっていると思うか、それに対してどのような対応策が考えられるかということだけです。

もし仮に、所見上(見た目として)、何かおかしなことがあるとして、元々の手術を受ける前の状態も実際の手術がどのようなものかも分からない訳で、いいとか悪いとか、問題があるとかないとか、そのようなことは言えないですし、言う立場でもないと思っています。

白内障でもなんでも構いませんが、手術を受けて困っていることがあって、それをなんとかしたいという気持ちのセカンドオピニオン目的で来ていただく分には構いませんが、前の手術を評価して欲しいという目的でいらっしゃっても、そのようなご期待には応えることはできないと思います。

こんな風に言うと、同じ医療者を庇っているのではと思われてしまうかもしれませんが、状態だけを見て手術の結果を判断できるものでは決してないと思いますし、僕にできることは、今の眼がどうなっていて、なぜその症状が出ていて、どうしたらよくすることができて、どうしたらよいかをアドバイスし、希望があれば、一緒に治療をすることです。このような僕の考えをご理解の上での受診をご了承いただきますようよろしくお願いします。

今日も手術、お疲れ様でしたm(_ _)m

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