院長ブログ

6月の手術(2020年6月)

新型コロナもまた感染者が増え不安が続いていますが、皆様は変わらずお過ごしでしょうか?
 
先月6月の当院の手術は、
白内障48件(多焦点眼内レンズ11件 乱視矯正トーリックレンズ8件)、硝子体手術1件、眼瞼下垂9件、翼状片1件、涙管チューブ挿入(涙目の治療)1件、内反症(逆さまつげ)手術1件、眼内レンズ入れ換え2件、霰粒腫10件などでした。
 
白内障は48件中、多焦点眼内レンズを使った手術が11件と、先進医療が終了し若干少なくなりましたが、『選定療養』という新しい仕組みの中で、以前の自費診療に比べると費用がかからずに多焦点レンズが使えるようになり、患者さまにとってプラスの面が大きく多焦点レンズがより身近になったのではと感じています。
 
霰粒腫は10件で大人の方もいらっしゃいましたが、2歳の男の子を筆頭に4歳の男の子、6歳の女の子と小さいお子さんや17歳の高校生の女の子や20代30代の若い女性もいらっしゃいました。
処置の時は鎮静剤を使いますが、完全に意識を無くしてしまう訳ではなく、どうしても小さいおこさんは泣いてしまうことが多いのですが、6歳の女の子はまったく泣かずに頑張ってくれました(もちろん、泣いてしまう子も頑張ってくれていると思います)。泣いてしまう子も次の日の診察が終わって帰る時に『ありがとうございました』と言ってくれることが多く、感心させられるとともに、もっともっと患者さまにとって負担の少ない処置を目指して頑張らねばと改めて考えさせられます。
切開するとどうしてもしばらくはキズがありますし、場合によっては傷跡が残ったり、二重の感じに影響が残ることもありますが、なるべくそうならないような配慮し処置させていただいておりますし、経過によっては必要に応じて追加処置をさせていただきます。このように経過が難しい場合もあり、なんでもかんでも切った方がよいとは思いませんが、霰粒腫を処置しないでそのまま残すともっと悪い経過をとることも十分考えられますので、ある程度の大きさで目立つ位置の霰粒腫はできれば切開した方がよいかなと思って治療しております。
 
ジメジメした嫌な日が続きますが、引き続きコロナ感染に気をつけながら梅雨明けを楽しみに頑張ります!
 
 
↑本文とは関係ありませんが6月のスタッフの誕生日お祝い
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